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企業が求める人材、英語力?

愛澤 響(17)

 日本企業がグローバル化する中で、英語スキルは企業の求める人材の必須条件になりつつある。「社内公用語」を英語とし、徹底して英語でのコミュニケーションを促進するほか、採用条件や昇格条件としてTOEIC(国際コミュニケーション英語力テスト)のスコアを提示する企業が増えてきている。また、TOEICのスコアが990点満点で900点以上とれれば100万円の報奨金を一律支給する企業まである(日本経済新聞電子版2013年1月11日)。そのような企業の社内実態はどのようなものなのだろうか。また、グローバル時代に生きる若者は、TOEICのスコアが高ければ、企業に優秀な人材だとみなされるのだろうか。いくつかのグローバル企業社員を取材した。

街頭取材の様子

 はじめに、1999年にルノー(仏)との提携が始まった時に社内公用語の英語化を行った日産自動車株式会社に約13年間勤める男性社員に社内の実態を聞いた。男性社員は「会社では採用条件や昇格条件にTOEICのスコアが定められているものの、あくまでも英語は海外との意見交換のツールとしか思っていない。だから英語が目的ではなく、課題を解決するために自分の言いたいこと、やりたい事を持っている事が大切だ」と語った。

 次に、2012年に社内公用語を英語にすることを宣言した楽天株式会社の社員及び元社員を取材した。楽天は、三木谷社長が社内の食堂のメニューまで英語にし、TOEICの社内基準点が取れないと減給またはクビ、というような徹底した経営策を打ち出し、話題になった。

 公用語を英語化した後の社内の雰囲気はどのような変化があったか、と元楽天男性社員(約3年間勤務)に尋ねると「TOEICのスコアがとれず減給にされ、仕事へのモチベーションが下がる人も多かった。『ここは大事だから、日本語で話します』というように、英語を使うことにより起こる誤解やトラブルを避けるような姿勢が多く見られた」とマイナスな面の意見を述べた。また、「TOEICは、何度も受験すれば英語力は身についていないのにスコアはとれてしまう」という。だから本質をしっかりと追求し、あくまでも英語はツールとして考える必要があるという見解だった。

 また、現役の日本人男性社員(約6年間勤務)は、楽天が社員の英語力向上を図るために、家庭教師や会社での授業、またスカイプでの英会話を格安または無料で受講できるなどの、手厚いサポートを行っていることを教えてくれた。社員に一方的に英語力を求めるのではなく、入社後、TOEICである程度のスコアをとった後でも英語を学び続けられる社内環境づくりがなされているそうだ。

 一方で、現役の外国人男性社員(約3年間勤務)はTOEICの点数が低い社員の方が高い社員よりうまく英語で話したり、伝えたり、仕事ができるのを見てきたという。その理由は、TOEICが実社会でのコミュニケーション能力を反映しておらず、むしろ人との接触なしに家で学べる文法中心で暗記した英語を反映しているからだという。

 それぞれの社内の実態がつかめたところで、実際にどのような目標を持った人が英語塾に通っているのか、10月の土曜日の午後に日米会話学院(東京都新宿区)の前で街頭取材を行なった。取材した8人ほぼ全員が社内公用語英語化に対して肯定的な意見を述べた。彼らは会社の命令やTOEICなどの資格のスコアアップのためではなく、自主的に英語を磨くために通っているそうだ。ほとんどの人が、「自分が今、一生懸命勉強している英語が評価されるのであれば社内公用語英語化は逆にありがたいチャンスだ」と答えた。また講師の津島玲子さんに入社時のTOEICのスコアの基準が730点であることの妥当性について尋ねると、「仕事内で英語を使うのであれば730点では到底足りない」と強調した。また、「TOEICのスコアというのは日常生活での様々な場面で使われる英語の理解力を測るが、必要とされる英語力しか測れないため、企業で本当に必要とされている英語のスキルは、自分の言いたいことがしっかりと伝えられ、一対一の交渉ができる力だ」と語った。ここでも、TOEICのスコアが高いことと、会社内で必要とされている英語力は異なることが分かった。

三菱商事株式会社 人事部採用チームリーダーの下村大介氏

 最後にグローバル企業としての歴史も長い、三菱商事株式会社人事部を取材した。採用チームリーダーの下村大介さんは、「三菱商事は簡易的な英語のテストを採用時に受けることを義務付けているものの、英語力はあくまでもいくつもある項目の一つだ」と語り、テスト慣れしてしまえばTOEICは点数がとれてしまうこともあるため、「800点900点のレベルになるとその差はほとんど意味をなさない」と話す。また、「心が通じ、言いたいことが言える英語というのは仕事の現場で培っていけば十分だ」と強調した。英語力は人材のスキルのうち最も重要なものではなく、あくまでもコミュニケーションのツールとして便利だから使っているということを一貫して主張し、日本人同士の会話でも無理やり英語を使わせることには否定的だった。最後に「優秀な人材とは、成長するのびしろがあること、すなわち、相互的な信頼関係を築くことができ、常に頭を働かせ、お互いにwin-winになるような状況を作り出せる人、そして高い目標に向かって持続的に努力する力をもった人だ」と笑顔で語った。

 全ての取材を通して、TOEICのスコアによって、英語でのコミュニケーション能力、ましてやその人が優秀であるかどうかは測れないことが分かった。今後ますますグローバル化が進む社会の一員となる子ども達が、自分自身の未来像を描く上で、企業が求める人材のスキルが数字では表せないものであることを知っておく必要があるだろう。

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社会で必要とされる能力=英語力?

前田 佳菜絵(15)

 楽天、ファーストリテイリング、日産…。これらは全て「社内公用語英語化」を宣言したグローバル企業だ。近年、英語力は就職して社会で生きていくうえで最も重要な能力の一つとして言われるようになっている。しかし実際、英語力は仕事上で他の能力より重要なのか。将来社会に出ていく学生のためにも、これからの企業で必要とされる能力は何なのか。実際に社内公用語英語化に関わっている社会人などに話を聞いた。

 まず、日産自動車株式会社に13年勤務する男性社員に取材した。日産ではルノーとの提携が始まった1999年に「社内公用語は英語」という命令があったそうだ。今年の社員の採用基準はTOEIC(国際コミュニケーション英語力テスト)700点以上で、管理職に就くには730点が必須とのことだ。この男性は「英語は海外との意見交換のためのツールにしか思っていない」と話す。企業にとって必要な人材とは「自分の言いたいこと、やりたいことを持っている人。それを世界中のメンバーに伝える時に英語というツールがあったほうがいい」と語った。

 次に、楽天株式会社の元社員(勤続3年男性)に話を聞いた。楽天では「社内公用語英語化」を目的に2010年から社員への英語教育が始まったが「TOEICで社内基準の800点を取れないと減給されるため、仕事への意欲が下がる人も多い」と語る。全社会議やレポートなどでは必ず英語が使われているため「ビジネス英語に慣れるチャンスではあった」と話したが、TOEICについては「型を覚えて勉強すれば、英語力が身につかずに点数は取れてしまう」と明かし、「社内公用語英語化の本質を追求し、あくまでも英語はツールとして考えなければいけない」「必要な人材は人柄がいい人。スキルより、どれだけ一緒に仕事をしたいかと思えるかが大事」と結論付けた。

 以上を踏まえて、楽天に約3年勤続している外国人の男性社員に話を聞いた。日本人社員については「TOEICの点数が低い社員のほうが高い社員よりうまく英語で仕事ができるのを見ている。これはTOEICが実社会でのコミュニケーション能力を反映しておらず、人との接触なしに学べる文法中心の英語を反映しているからだ」と語った。また、社内公用語英語化の動きについては「日本人社員がTOEICの勉強のために就業時間を費やすことに対して、英語を母国語とする外国人に対して反感があるのでは」と話す。優れた人材とは「日本や国際的な職場環境を理解していて、自分の仕事を通じて国際的な社会に貢献する人」と語った。

 さらに、日米会話学院(東京都新宿区)前で社会人受講生や講師に街頭取材をした。8人に取材したところ、社内公用語英語化について、IT関係企業に30年勤続している男性は「日本人同士なのに何でも英語にするのはおかしいと思う」、また金融関係企業に1年勤続している女性は「自分の英語能力が評価されるから逆に良い」と語るなど、意見が分かれた。同学院のライティングクラス講師の津島玲子氏にTOEICについて意見を求めると、「スコアは、語彙・リーディング・リスニング・文法など、大学在学中にどれだけ勉強したかを証明する意味はある。ただ、日常でのコミュニケーション力を測るTOEICの英語と、会社内で使うビジネス英語は違う。が、そもそも仕事で英語を使うのであれば730点では到底足りない」と熱く話した。

三菱商事株式会社 人事部採用チーム

 最後に、三菱商事株式会社に取材した。人事部採用チームリーダーの下村大介氏によると、「英語はいくつもある基準のうちの1つ」と話す。例えば採用時には、英語の試験を受けることに加えて、面接やその他試験等の評価を総合的に判断していると言う。内定後は入社までの間にTOEICで730点を超えることを目標としているが、「内定する前から730点を超えている学生が多い」と話した。そして、入社後は「英語を使う部署が非常に多いため、その中で目的意識を持った人が英語を勉強した時にぐんと伸びることが多い」と語った。下村氏によれば優れた人材とは「人に信頼され、人を信頼でき、知恵があって、高い目標へ努力するときに持続力がある人」だという。

 今回取材した人たちは全員「英語は仕事をする上でのコミュニケーションツールの一つ」と話した。近年は多くの企業が社内公用語英語化を発表して、英語力の重要さを強調しているが、ただ英語が得意なのではなく、自分自身の能力を英語を使って発揮できる人材が今求められているのではないか。

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座談会

高校生の留学


出席者:瀧澤真結(15)、3歳から小1までフィリピンのマニラ、小5から中1までケニのナイロ ビ在住
    米山菜子(16)、米国ポートランドに学校から3週間語学研修で滞在
    飯沼茉莉子(16)、米国で生まれ小3で日本に、中3で再度米国へ
    富沢咲天(17)、幼稚園から小5まで米国ニューヨークに滞在
    持丸朋子(17)、高2で1年間交換留学生として米国ポートランドに留学
2012/12/27

グローバル化している今、英語の習得、世界で活躍するための能力を身につけるために、海外留学をする高校生たちがいる。海外に留学することによって、どのような影響があり、どのようなことが得られるのか。帰国子女、長期交換留学、短期語学研修で、英語圏で学んだ記者たちが、高校生の留学のメリット、デメリットを討論した。

高校生まででも様々な留学の機会がある

朋子:私は高校2年生の夏からアメリカのポートランドで、学校間の留学生として女子高校に1年間通いました。学校でただ一人の交換留学生だったので、留学生としての待遇をかなりよく受けることができました。友だちをつくり、先生のサポートも得られたので、勉強面でも何とかついていくことができましたし、スポーツやボランティアをすることで友だちも増やして、充実した1年が送れました。

咲天:私は幼稚園からアメリカのニューヨークに住んでいました。最初は英語がほとんど喋られなかったのですが、幼くて現地の子どももみんなが一からABCを学ぶという感じだったので、そこまで苦労はしませんでした。小学校5年の二学期に帰国して日本の学校に転校して厳しさが全然違うなって思いました。アメリカは授業中もゆるくて、優しい先生が多かったのですけど、日本では授業中も厳しいし、姿勢も注意されるし、細かい校則がたくさんあって、ニューヨークと全然違うなって思いました。

茉莉子:私は父の仕事の関係で、ニューヨークで生まれてから5年間、その後はサンフランシスコに3年間、小学校3年生まで住んでいました。日本に戻ってから2011年、中学3年の5月にまたアメリカに行ったのですけど、耳(聴き取り)と発音だけは残っていたので普通の日本人が行くよりは有利だったと思います。
今は地元の公立校に通っていますが住んでいる地域はアジア系の子どもが多く、高校になると人種でかたまるようになって、アジア人が多かったからなじみやすく、今は友だちもたくさんできて楽しいです。でも勉強は日本と違って毎日がすごく大変です。日本みたいに期末テストの一発勝負で成績が決まるのではなくて、アメリカの場合は毎日のテストや態度、プロジェクトなどが成績の大半を占めるから、毎日すごく勉強しないと成績はとれないので想像以上に大変です。

菜子:今年の夏に学校の研修旅行で、オレゴン州ポートランドに3週間行きました。
英語力はほとんど身につかず、現地の同世代の子たちと交流を深めた感じです。文化は学んで来られたけれど、英語力を身につけるにはまだ物足りないなと思いました。でも日本の学校を長期間休まずに、夏休みを有効に使えたのはメリットかなと思います。

真結:私は3歳の時に父についてフィリピンに行きました。まだ小さかったので、そこの言語(英語)を日本語を覚える感じで何不自由なく覚えられて、その後小学1年の三学期に日本に帰ってきても、自分が帰国子女だという意識はあまりなくて、そのまま小学校を過ごしていました。小学校5年の二学期にケニアに行ってインターナショナルスクールに入り、最初は大変だろうと思ったんですけど、入ってみると、昔自然に覚えた言語なので、会話は英語でついていけました。勉強もそんなに大変じゃなくて、逆に日本の漢字の方が大変だなと思いました。中学1年に帰国して今の日本の学校に入ったんですけど、一学期間だけ急遽また戻らなきゃいけなくなって、そのときにはケニアの日本人学校に入ったんです。ケニアにいながら日本の勉強ができるという環境の中で英語もスーパーの買い物などで使うことができたので、英語と日本語とどっちも不自由することもなく過ごすことができました。

■交換留学で身についた自主性、積極性

真結:朋子ちゃんはなぜ1年間だけでも留学に行こうと思ったんですか?

朋子:私は小学校から同じ学校に通い、ずっと同じ環境でずっと同じことをしているのが嫌でした。あとは小学校から英語を学び英語に興味があったし、ホストファミリーとして留学生を受け入れていたこともあって、異文化に興味があったので、自ら留学して異文化に触れて、新しい環境で新しいことに挑戦してみたい思いが強くて留学しました。
日本では小学校から英語を学んでいたのですが、それでもアメリカの高校生が日常的にワーって話す英語にはついていくのは大変でした。まわりに「わからない」ということを伝え、「何て言ってるの?」と聞くときちんと教えてくれた。授業でもわかるところだけ必死にノートをとって、宿題も多いので、英語に毎日触れていたら冬休み前にはかなり英語がわかるようになったと思います。日常生活を通しても英語をかなり学ぶことができたと思いました。ただ逆に学問的な英語はあまり身につけられなかったと思います。

茉莉子:朋子ちゃんは留学して一番身についたことはなんですか?

朋子:一番身についたのは自主性、積極性だと思いました。日本で小学校から同じ学校に通っていて自分のできることが限られていたので、アメリカでは何か別のことをしたいと思っていました。それでまず朝の合唱団に入って毎朝7時10分から学校で歌ったり、ボランティアで日本語の教師をちょっとやったり、小学生のキャンプに一週間付いていって、キャンプリーダーをしたりと、日本でなかなかできないことを自らやってみるっていう精神が付いたと思います。

■人種別のグループ、ランク付けはあるの?

茉莉子:逆に一番大変だったことは何ですか?

朋子:私はジュニアの11年生に入ったんですけれど、まわりの人がもうすでに4年間同じ学校でグループができて、人種別に分かれていたので、最初に友だちをつくるのが一番大変でした。

咲天:茉莉子ちゃんは「今の現地の学校で人種でかたまっていてなじみやすい」と言っていたけれど、人種でランクってあるんですか? 例えばよくアメリカの学校はランチを食べるところが狭くて、学校でけっこうイケてるみたいな感じの人たちが机に座れて、それ以外の人たちは違う、みたいなイメージがあるのですけれど?

茉莉子:私の学校はただ人種別の方がたぶんみんなお互い気が合うと思うからかたまっているのだけれど、特にランクっていうのはないし、ランチを食べるところなどは決まっているけど、それも特にランクとかあるわけじゃないです。でも白人が多い他の地域に行くと、ドアもだいたい白人以外の子が開けて白人が入って行くみたいなのはまだけっこうあるみたいです。

■受験英語とは違っていた

菜子:日本の大学受験が英会話と大学受験は違うことがけっこうあると思いました。英語力を養ってきても大学受験では通用しない。私は語学研修で学校の英語の先生に「今まで学校で習ってきた英語の授業のことは関係ないから一回忘れろ」というようなことを言われて、じゃあ学校でやってきたことはなんなのかなって思った。日本の大学受験の英語という教科が英会話と違うっていうことにすごく疑問があります。

朋子:日本の大学入試の英語の文章を読むと、だいたい、日本語で要約しなさいとか、あまり使わないようなレアな文法をあえて覚えさせられてそれが受験に出るとか、向こうで学んできた英語力とは違う点で英語についての問題が出される。実際に留学して大学入試で通用する英語が身につけられるかというとそれはちょっと違うなと思いました。

■日本での学生生活が「抜ける」

菜子:朋子ちゃん、1年間だけ留学して日本の大学を受験するのは大変ですか?

朋子:日本では高2の夏か二学期から受験勉強を必死に始める人が多いのに私は高2で留学して、高3の夏休みに帰ってきて、まわりはもう受験モード一色でクラスの雰囲気もかなり変わっていたし、勉強面では抜けたところが大きいと思います。私は日本の大学でAO入試の受験をしたのですが、国際教養学部を受験するのに英語だけが必要だったので、留学して英語を学んできてよかったと思いました。ただもし日本の大学の他の学部を受験していたら、けっこう勉強面では大変だったと思います。

朋子:菜子ちゃんは3週間アメリカに語学研修で行って、もう一回人生のどこかで留学してみたいとは思いましたか?

菜子:人生のどこかでだったらしてみたいと思うんですけど、今高校生で、したいかって聞かれたらそれは「いいえ」になると思います。英語力は身につけたいとは思うんですけど、今の生活を捨てて1年間行くのはやっぱり勇気がでないし、受験のことも心配だし。

茉莉子:菜子ちゃん、留学する勇気がないのは英語が心配だから?一人で行くのがこわいから?

菜子:向こうに行ってからの心配はもちろん英語力で、一人っていうのも心配ですし、日本の大学を受験するつもりなので、留学していて日本での勉強が抜けた期間が、すごく重くのしかかると思うの。その面でも勇気がないし、今高校1年生で、この4年間でけっこう自分の学校のこともわかってきたし、このままみんなで普通に6年間過ごして卒業したいっていう思いもあるので、今の生活を変えたくないっていう意味でも勇気がないです。

咲天:真結ちゃんは海外経験がすごく長くて、今は日本の学校に通っているんですけど、また海外に住む、あるいは留学したいと思いますか?

真結:私は実はずっと日本にいたい。今、日本で生活していて、部活やテレビなどいろんなものがすごく充実している。私は3年に一度は引っ越しをしてきたから、小さい頃から一緒にいて、親同士も仲良くてみたいな「幼なじみ」っていうものにずっと憧れています。世界中に友だちがいるのはステキなことだと思うんですけど、自分のことを一番よくわかってくれる友だちもステキなことだと思う。今、中学3年間ずっと同じ友だちと一緒になれて、これから先も高校も大学もそういう友だちと絆を深めていきたいので、海外には行きたくないです。

菜子:私は中3の時に留学してもう帰ってこないっていう子が友だちに何人もいるのですが、「今学校ではこういう行事があって」と言うとすごく「いいな」っていう顔で、今まで当たり前のようにやっていた行事をすごく恋しそうにしていて、そういう行事もその学校でしかできないし、同じ仲間としかできないし、今の時期にしかできない日本の学校生活というのも大事なんだと思います。

咲天:私も実際帰ってきた時に「え、こんなことも知らないの?」って友だちに言われたり、「流行」についていけないのが、たぶん多くの人が心配していることなんじゃないかって思います。

真結:私は友情関係がやっぱりすごく不安。3年に一度転校してきた分、毎回新しい友だちをつくらなきゃいけなくて、そのたびにまずどういう自分でいけばいいのか、どういうふうに人の輪に入っていかなきゃいけないのかがすごく不安になる。誰と仲良くすればいいんだろうって。仲良くなったら3年でもうお別れというのが毎回すごくつらくって、もうそういうふうな別れを何回もしてると、新しい土地で新しい友だちをつくって、でもどうせまた1年後にはその人たちとお別れしなきゃいけないつらさも留学に行きたくない気持ちにあると思います。咲天ちゃんは留学したいですか?

咲天:今は話したり聞いたりという英語は昔アメリカに住んでいたので一応できるんですけど、書いたり読んだりする英語力はないので、高校時代にそういう学習面での英語を勉強して、大学に行ったらまた留学に行きたいなって思っています。実は今学校で中国語の勉強をしていて、中国の文化にとても興味があるので、大学に入ったら英語圏じゃないところにも行ってみたいと思っています。

■留学のメリットとデメリット

茉莉子:皆さんは高校生の留学のメリットとデメリットは何だと思いますか?

朋子:一年間日本にいない分の勉強ができないことが、大きなデメリットだと思いました。メリットは新しい環境でまわりも知らない人だらけで、違う文化で長い期間勉強しながらいろいろなことができることだと思います。もしあまり新しい環境になじめなかったら、友だちの少ない中で一年間やっていくというのは大変だと思います。

真結:英語がすごくうまくなる人もいると思うのですけれど、外国人(ネイティブ)並みになるのはすごく難しいと思います。メリットは自主性と朋子ちゃんが言ってたように、違う自分にも出会えること。いろんな外国人と面識をもって関わりをもつことも、グローバル化する中ですごく大切だと思うのでメリットだと思います。

菜子:英語力と日本の大学の受験勉強っていう面だけをみると、留学は日本の大学受験にはすごく不利になってしまう。だからといって日本の大学受験を念頭において、私みたいに短期間留学をすると英語力はあまり身につけられないので、バランスがとても難しいと思います。

咲天:人によると思います。例えば海外経験のある人が語学留学に行っても、もう英語も知っているので、目的がずれてしまうので、自分に本当に留学が必要なのかを考える必要があると思いました。メリットとしては海外の文化を知ることができるし、海外と日本を比較することで日本の独自性もわかって、自分の国についても、こういうところが日本の特徴なんだって気づくこともできる。それを海外の人に伝えることもできるのでいいと思いました。

茉莉子:私は高校生の留学のメリットは大学に向けてのステップアップだと思っています。高校の留学はある意味語学留学で、大学の学部留学みたいに単位を気にしなくてもいいし、ほんとにお客様みたいな感じで、現地の高校生と同じ授業を受けていなくても単位を気にしなくてもいいから、現地の生活も楽しめていいかなと思います。大学で留学したい人にとってはステップアップとして可能性がすごく拡がるので、高校生で留学しておくのはすごくいいことだと思います。デメリットとしては高校生で留学すると、みんな寮かホストファミリーに入る。日本みたいに電車があまりないし、高校生はまだ車の免許も取れなくて行動範囲が狭くなるから、外出の度にホストファミリーに頼まなきゃいけないので、そこは申し訳ないと感じて、最初はストレスになるんじゃないかな。自分だけではどこにもいけないから、そこは少し大変だと思います。

朋子:実際に私の行っていたポートランドは、かなり公共交通機関が多い都市ですけれど、それでもバスが30分に一本くらいで、毎日の登校・下校もホストマザーが車で送り迎えしてくれていました。友だちの家に遊びに行く時もみんな車で行くので、私のホストマザーか友だちのお母さんに迎えを頼んで、帰りも送ってもらったりしたり、スーパーで買わなきゃいけないものがあったら、毎回ホストマザーに「連れていってくれる?」と言って連れて行ってもらっていたので、自分の親じゃないとわざわざ連れていってもらうのは申し訳ないなっていう気持ちがかなりありました。

■留学費用はしっかりと計算を

朋子:金銭的には交換留学はまちまちで、公の団体を利用して1年間100万円くらいですむものもあれば、私の場合は学校間を通して行ったんですが、学校からの奨学金が50万円で、日本の高校にも学費を1年分払いながらアメリカの高校の学費を払って、あとはホストファミリーにもお金を払ったりして、合計で300万円くらいかかったと思います。

茉莉子:アメリカは高校までは義務教育なので無料なので、私立じゃなくて公立の高校に留学する場合は、授業料はたぶん無料だと思います。

菜子:私は約3週間の学校のカリキュラムでの留学で、日本の大学のアメリカ寮に入っていて、そこで私の学校の留学生のための授業を現地の大学の先生に毎日していただきました。その授業料とか、学校のカリキュラムなので他のところではできないようなプログラムもあったので、それも全部入れて3週間で約50万円ぐらいでした。

茉莉子:やっぱり留学っていうのはすごいお金がかかることだし、みんながみんなできるわけじゃないから、留学をしたくてもできない人が世の中にたくさんいるから、その人たちが留学できるようにするにはどうすればいいと思いますか?

咲天:留学に関して国がもっと斡旋しなくてはいけないと思います。留学したいと思っていれば、行った時も得られるものがたくさんあると思うし、そういうチャンスをつぶしてしまうのはもったいないと思うので、国が補助するべきだと思います。

朋子:実際にアメリカに留学していた人で、貧しい家庭から来ている生徒は留学機関が奨学金を出してくれて、けっこう安く通えている子もいると友人から聞きました。そういう生徒たちは特に真面目で成績も優秀だと言っていたので、留学させてもらえたからには勉強しようという精神が強いのかなと思いました。勉強する意欲がある人が、もっと留学できるようにすれば、いろいろな国でグローバル化についていける人が増えるんじゃないかなと思います。

■暗記英語ではグローバル人材は育たない

真結:私はグローバル化するうえでは留学はすごく大切な手段だと思っていて、実際に社会に出て世界で仕事するときにはどれだけ自分の意見を言えるのか、どれだけ相手といい話し合いができるのかだと思うんです。留学に行ったり海外経験で実際に英語を使って話すことが出来ていないと自分の意見を思い通りに伝えられないと思うので、留学は日本全体で支援していかなくてはいけないんじゃないかなと思います。

茉莉子:アメリカと日本の教育の一番大きな違いで私が感じたことは、日本は暗記暗記っていう感じで、ですけれど、アメリカの場合は暗記をするための勉強っていうのはなくて、あるテーマを調べて、それについてディスカッションをしたりプロジェクトをしたりする。日本人は社会に出て全然発言ができないのも、小さい頃から暗記をしろという教育に問題があるんじゃないかと思っています。アメリカ人は高校からディスカッションをしたり、自分の意見をどんどん言ったりして、そういう下準備がアメリカの子たちはできているから、社会に出ても日本人とは違って発言力もできていると思う。グローバル社会で通用したいなら、ペーパーテストだけじゃなくて、アメリカみたいにディスカッションももっとやった方がいいんじゃないかと思います。

朋子:実際に社会で使える教育を受けられるという面でも、留学はいいのかなと思います。日本の学校にずっと通っていると日本の教育制度に染められて、中間テスト、期末テストのために勉強したり、入試のためにひたすら覚えたりっていう勉強が型にはまっちゃうと思うんです。アメリカや他の国に一度行ってみると別の勉強の仕方がわかって、日本に帰ってきてからもいかに今やっている勉強を今後につなげられるようにするのか、というのを考えられるようになる。留学に行くと新しいことが学べて、新しい目線でものを考えられるようになると思います。

■日本で得られないもの

茉莉子:友人関係を一番に考えた医と思うけれど、留学をしたら絶対に将来どこかでプラスになる。人とは違うことをやっているわけだから、チャンスがあるなら、ぜひみんなにも留学はしてほしいなって思います。

咲天:私も受験や友だちは大事だけど、それは目先って感じがして、逆に留学で得たものは何年経っても使えるし、自主性などもとても大事だと思います。留学に行くとやはり日本では得られないものがたくさん得られると思います。

真結:咲天ちゃんが自主性が身につくって言ってたんですけど、例えば英語力にすごく自信がなくて人見知りする人が留学した場合は全然溶け込めないし、自主性も身につかずに怖くなることもあると思います。逆にその人が日本でもっと積極的に委員会とか自分にできるボランティアとか、プレゼン能力を身につけるとかそういうことをやった方が自主性を身につけるのに効果的な場合もあると思うので、留学だけが一番いい方法ではないと思います。

朋子:留学は性格によって「留学してほんとによかった」っていう人もいれば、ちょっと行っただけで「早く帰りたい」って思う人もいると思います。留学したい思いが強いんだったら、1年間日本の勉強はできない、友だちも会えない、お金もかかるし、リスクも大きいけれど、あきらめないで努力したらほんとにいい経験ができると思います。

茉莉子:私は留学じゃなくて、もう何年か住むという形で今アメリカに行っていて、今はアメリカの生活楽しんでいるけど、最初の1~2週間はなんか全然溶け込めなくて本当につらかった。だんだん積極性がでてきて、アメリカに行ったことによって少し自分が変わったなって、やっと自分っていうものを持てた気がします。私も人見知りな方だったけど、何とか今普通にやってるから、留学はできるならした方がいいと思います。

咲天:全部日本だけで考えていると、絶対に困ると思うんです。グローバル化というのもあるし、必ず何かしら海外とつながっていることは絶対あると思うので、留学に行かなくてもいいけれど、日本だけを中心に考えないというのを意識しないといけないと思っています。海外のことを知ったり、国際理解を深めたりする一つの手段として、留学があるのかなと思います。

朋子:私は留学して、いろいろな視野、日本にずっといると見られないような観点から物事が見られるようになったし、まわりに知ってる人が誰もいない環境で生活することによって、こんなに私は英語ができないのに、まわりの人が仲良くしてくれたり親切にしてくれることに対してすごく感謝もした。今まで当たり前に思ってきたことが当たり前じゃないんだっていうのを身にしみて実感しました。勉強だけじゃなくて、生活面でかなり得たものが多いと思うので留学してよかったと思います。                                   以上

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英語力?コミュニケーション力?

英語力?コミュニケーション力?
2009/5/15                三崎 友衣奈(17)

 幼い頃から英語に慣れ親しんだ人は、ラッキーだと思っていた。自分自身の海外での経験と、当時周囲にいた日本人をみても英語を早いうちから習得して悪い思いをした人をみたことがなかったからだ。しかし市川力著の「子どもに英語を教えるな」では、市川氏はアメリカの帰国子女のための学習塾で、何人も日本語と英語が中途半端となってしまった生徒たちを目撃してきたと書いている。英語教育は「早くやったが勝ち」というわけではないのだろうか。

 大手進学塾のスタッフとして 90 年に米国イリノイ州に赴任した市川力氏は、その後 96 年にコネチカット州に学習塾を設立した。現在は日本に戻り、探究型の学びを研究・開発・実践するために東京コミュニティースクール校長を務めている。

 市川氏は現在の教育制度をそのままに、小学生の英語を付け足すことに異論を唱える。「我々が目指す国際人とは、英語を話せる人ではなく英語を使ってコミュニケーションを取れる人のこと」と説明し、ツールとしての英語を誤って捉えていることを指摘した。「コミュニケーション能力を養うには最初に日本語でやるのが近道で、そこに英語を足していけばいい」。

 「国家の品格」では、著者の藤原正彦氏が国際人についてこう書いている。「世界に出て、人間として敬意を表されるような人」。したがって「英語と国際人に直接の関係はない」というのである。

 この両者が共通して主張しているのは、教育において日本人としての人格・教養を優先させるということだ。お互いを理解しあう心、さらに相手に認められるための母国の知識を、一番に身につけなくては英語を苦労して習っている意味がない。

 では実際に英語に力を入れた公立小学校ではどのような教育が行なわれているのだろうか。

 目黒区立東山小学校では、目黒区モデルカリキュラムに従って3 ~ 6年生が週1回、年間 30 時間の外国語活動を行なっている。毎授業前に、 ALT ( Assistant language teacher )の先生を含めて授業内容についてのミーティングをする。授業は総合の時間に組み込まれているため、ゆとりをもって活動できる。また土曜日には、帰国児童を対象に特別教室を開いており、ここにもネイティブの先生がつく。

 生徒、保護者からの評判は高く、卒業生からは「中学に入ってから英語の授業にスムーズに取り組めた」という声も聞くという。外国語をやることによって日本語の学習意欲が上がり、現場では日本語との両立はできないことはないように感じるそうだ。「この授業で目指すのは人としっかりコミュニケーションをとり、自己表現できる人」。

 他の区ではみられない独自の英語カリキュラムのもと、東山小学校は非常に恵まれた環境での学習を実現している。その中でもやはり重視されているのは“人との係わり合い”のようだ。

 英語という教科は中学・高校で勉強する。市川氏が「環境が整っていれば英語に触れるのは 0 歳からだって構わない。しかし英語をただの教科として小学校からやればいいわけではない」と唱えるように、無理に押し込まれた環境で英語を習うことは効果を半減させてしまうのではないだろうか。先入観を持たず自由な発想ができる小学生のうちに、土台となるコミュニケーション能力を養う機会を多く与えるべきだ。

 小学 5 ・ 6 年生の英語は必修化へと動いている。ベネッセ教育研究開発センターが行なった公立小学校におけるアンケートでは、英語教育を行なうことについて賛成する人は 67.1 %に上る。ここで、もう一度問い直す必要がある。なぜ今、英語なのか。英語をペラペラに話すため?文法を寸分狂いなくマスターするため?上辺だけの国際人にならないために、「どんな人を目指すのか」を明確にし、それに沿った教育内容を実施してほしい。

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英語教育への誤解

英語教育への誤解
2009/5/15                建部 祥世( 17 )

 文部科学省による学習指導要領の改訂で、 2011 年度から全国の小学 5 ・ 6 年生を対象に週 1 コマの「外国語活動」(英語)が必修化されることになった。「英語ノート」と呼ばれる教科書の他に絵カードなどを使用し、生徒の言語や文化に対する理解を深め、コミュニケーション能力を向上させることを目的としている。現在、すでに全国の公立小学校の約 8 割で総合的な学習の時間に英語の授業が取り込まれているが、その中でも特に海外帰国生の受け入れを積極的に行い、国際理解教育も盛んな目黒区立東山小学校へ取材に行った。

東京都目黒区の東山小学校で国際担当をされている齋藤寛治先生

 東山小学校では平成 9 年から外国語活動に取り組み、 ALT ( Assistant language teacher )を起用した英語の授業を 3 年生以上は週 1 回行うほか、土曜日には帰国児童を対象とした少しハイレベルな授業も行っている。帰国児童も多いからか保護者の多くは今の取り組みに賛成だという。また「 ALT が 8 : 30 から 16 : 30 まで学校にいるので児童たちが気軽に英語を話せる環境があり、英語での挨拶や会話に積極的になった」「高学年になると英語を自分の力で使うようになった」と、児童たちの英語に対する意欲も高まっている。中学校でのオーラルの授業に対して抵抗も少なく取り組めるようになるそうだ。

 では、小学生で英語を勉強することが何の役にたつのだろうか。現在の小学生の英語教育に対してこのような疑問を投げかけるのが、 NPO 法人東京コミュニティースクールの初代校長であり、「英語を子供に教えるな!」(中公新書ラクレ)著者の市川力氏である。市川氏は現在の教育制度を何も変えずに、そのまま英語の授業を取り入れることに対して反対の姿勢を示し、「‘教科’として取り入れて、子供の英語力が上がるという安易な考え方が間違っている」と言う。

 全国 31 の公立小学校の保護者に対して行われたベネッセコーポレーションによる意識調査でも、小学生の英語教育必修化について「賛成」「どちらかと言えば賛成」という保護者が 76.7% にものぼり、さらに始める時期については 47.8% もの保護者が「 1 年生」を希望している。(読売新聞 2007 年 5 月 11 日)この結果から、必修化すれば英語力が身につくという保護者の安易な考え方と子供に対する期待が伺える。

 市川氏は「英語を話せる子や話せない子、言語の感性の高い子や低い子というように、いろいろな子たちがいる中で小学生のうちから開始することはいたずらに英語への苦手意識を高めてしまうリスクがある」「始める時期は人それぞれでもいいのではないか」と、一律のカリキュラムで行う英語教育には限界があると主張している。「英語は母語での思考スタイルがある上にのせるもの」と考える市川氏は、初等教育において英語教育よりも優先順位が高いのは、実体験をベースにしてきめ細やかな学習環境を創り、小学生時代だからこそできる自由な発想力を育てる教育を薦めている。

 日本の TOEFL のスコアはアジアの中で下から 2 番目。「学校」という学ぶ場所がありながら、生徒たちのことをきちんと考慮した教育ではないのが原因だろう。年々 TOEFL のスコアが上昇してきている韓国では国そのものが海外有名大学への進学を斡旋しているため、小学生からの早期英語教育を盛んに取り込んでいる。だから単に「早い時期から英語を学べば話せるようになる」という安易な問題ではない。英語を学ぶ環境、教師の質、教材の内容など、あらゆる条件がそろってこその英語教育なのだ。

また市川氏の言うように、英語は国際社会で国際人として生きていくための‘ツール’である。しっかりとした土台がなければ、英単語を覚えてもそれを使うことは出来ない。ただでさえ「正しい日本語を使えない人が増えている」と言われているこの現状なのに、考える力までなくなってしまったらいったい日本はどうなってしまうのだろう。小学生 時代 はやはり、考える力や自由な発想力を養うべき時期だと思う。

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小学校の英語教育の必修化に向けて・・・

小学校の英語教育の必修化に向けて・・・
2009/5/15                 宮澤 結( 15 )

 今現在、文部科学省は「英語が使える日本人」の育成を目指し、小学校での英語教育の導入を検討し始めている。また最近では、小学生のうちから英語塾に通わせたり、なるべく小さいうちから英語を習わせることを望む親も多いように思われる。

 確かに、現在の日本の TOEFL の点数はアジアの中で下から二番目であるし、小さいうちに英語教育を行おうという考えも理解できる。しかし、果たして小学校への英語教育の導入は必要なのだろうか?そしてそれが世界に通用するような国際人を育成することに繋がるのだろうか?

 先にも書いたとおり、小学校での英語教育の導入が検討されているが、すでに取り組んでいる学校も少なくない。そこで、平成九年から外国語活動を小学校3年生以上に取り入れている目黒区東山小学校に取材をした。この小学校では週一回、担任の先生と一緒に ALT ( Assistant language teacher )の先生が教えている。「当小学校は、 ALT の外国人の先生が学校に居るから、気軽に児童が英語を話せる環境ができた。目黒区の教員・学校評価ではほとんどの保護者が賛成し、反応も良い」と言っていた。また、外国語活動を受けた児童は中学校でオーラルの授業では英語に抵抗が少ないという。

東京都目黒区の東山小学校で国際担当をされている齋藤寛治先生

 ここでもう一つ疑問が生まれた。私の通っていた小学校も外国人の先生と日本人の英語の先生によって週に一度ほど英語の授業があり、小学校の英語教育を受けたおかげかは分からないが、中学入学当初の英会話の授業では特に勉強をしなくてもテストで良い点数を取れていた。しかし、東山小学校の取材で聞いたように、中学1年の後半になってくると勉強していなかった分成績が下がったという経験がある。では、いくら小学生のうちから英語を教えても中学のカリキュラムが変わらないのなら、小学校に英語教育を取り入れても英語力は変わらないのではないだろうか?中学で他の生徒と差がなくなるのであれば、小学校への英語教育の導入はどんな意味があるのか?

 そこで私達は『英語を子どもに教えるな』などの著書で知られる東京コミュニティースクール校長の市川力さんにお話を伺ったところ、「子どもが英語に触れることと教えることとは違う。かりに0歳児が英語に触れる環境におかれたとしても、そのこと自体が弊害をもたらすわけではない。問題なのは、子どもに英語を教え込むことが可能だと安易に考える大人の発想だ。たとえば、小学生に単語などを反復して書いて覚えさせたり、フレーズを繰り返し言わせたりしたところで、何のためにそれを行っているのか、その意義を理解した上での学びでなければ効果はない。確かに小学生は子ども感受性が豊かなので、外国人や外国語に対しても先入観なく対応できるので、異言語と親しむ意義はあるだろう。しかし、それは、単に英語を教科として取り入れて、英語を教え込むということではない」と言う。

  また、「英語を習得するには周りの環境が大切だ」と言う。いくら週に数時間の授業を行ったとしても家ではテレビもラジオも家族の会話も日本語だから、授業だけで英語がぺらぺらになることはないだろう。

 それでは、どのように生徒に“学ばせる”のか。市川さんは、「英語はセルフラーニングが大切。それをコーディネートする先生が必要。そのためには子どもに英語を自発的に学びたいと思わせる楽しい授業を、先生と生徒が一緒に作っていくことが良い」と言っていた。

 確かに週に数時間の授業だけで英語がしゃべれるようになることは不可能に近い。ましてや小学生の小さいうちから単語だの文法だの叩き込まれたら、英語嫌いの子が増えてしまうだろう。そう考えると、中学1年後半まで英語の点数が良かった私は、小学校の英語教育によって、少なくとも英語への興味と英語をもっと学びたいという強い意思を持つことが出来たのだろう。ペーパーテストの紙の上の点数でなく、どれだけ伝えたいかというコミュニケーション技術が大切だと思う。字幕映画を見せるでも良い、アメリカのニュースを見せるでも良い、何か英語に興味がわくような授業が展開されることを願っている。

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教育

小学生の英語教育

小学生の英語教育
2009/5/15               飯沼茉莉子(12)

 今日本では、ゆとり教育が問題にされている中、英語の授業を増やそうとしている。平成22年度からは、話すことだけではなく、書くことにも力を入れるために全公立小学校に英語ノートが配られる事になっている。これを知った私達は、他の区に先んじて英語教育に取り組んでいる東京都目黒区の東山小学校で国際担当をされている齋藤寛治先生と今の小学校の英語教育のやり方に反対されている市川力さん( 46 )に取材をした。

 目黒区立東山小学校は帰国児童が多く、早くから外国語活動に取り組んでいる。授業は 3 年生以上は週1回、年間約30時間。内容は授業前に学級担任の先生、 ALT (アシスタント・ラングエッジ・ティチャー)の2人が集まって会議をし、指導内容について確認している。

 齋藤寛治先生は、外国語活動によって、「英語の力だけでなく、コミュニケーション能力、自己表現力を伸ばすこと、そして、英語を学ぶことで思いやりの心・道徳の精神も身につけてほしい」と外国語活動の効果を期待している。

 また、 ALT の先生が長い時間学校内にいるため、気軽に児童が英語を話せる環境があるということもあって、英語の挨拶・会話を積極的にするようになった。

 高学年になると、英語を自分の力で使うようになる子が増え、外国語活動を通して子供達の成長を実感しているという。

 平成9年から外国語活動に取り組んでいるが、今まで保護者から積極的に取り組むことに反対の声はなかったそうだ。英語より日本語の土台をしっかり作るべきという反対意見に対しては、国語科を中心として国語を適切に表現し、正確に理解する能力を身につけさせるとともに外国語を学んでいるので、児童の日本語がおろそかになっていることはなく、問題はないと言っている。

 ゆとり教育によって授業時間が少ない中で、さらに外国語活動の時間を増やすと他の教科に影響を与えてしまうのではないかという意見に対しては、 3 年生以上は総合的な学習の時間における国際理解で扱うこと及び十分な総授業時数を確保しているため影響はないそうだ。

 次に、小学生の英語教育に反対意見を述べていた市川力さんにお話を聞いた。市川さんは6年前まで 13 年間、米国で学習塾の日本語講師として、日本人駐在員家庭の子供たちに受験に向けての授業をしていた。その時に日本語と英語が中途半端になる子を見て「英語を学ぶ前に、まず日本語の論理的思考力を高めること、伝えたい内容を持つことが大切」と感じたと言う。「小学校から英語教育を始めるにしても、英単語やフレーズをただ覚えさせるのではなく、英語を媒介として人と知り合ったり、情報を得たりする面白さを引き出す授業を構築すべきだ」と提案している。

 全国の小学1・2年生だと8割、小学5・6年生だと 9 割の小学校で英語教育が行われていることに対しては、「英語に触れる」というレベルに過ぎず、そのこと自体が大きな弊害を生むとは思えないと言った。大事なことは、親も変わらなければいけないということだ。なぜなら、親は週に1回ネイティブの先生と会話をすれば英語はすぐ話せるようになると思いこみ、全然協力しないからだそうだ。

 整備されたカリキュラムのもとに小学校の英語教育を行えば、効果も期待できるし、生徒の言語に対する興味もわくと言われ、早期英語教育が悪影響を与えるようには思えないとも言った。問題は「英語を教科として加えれば、アジア諸国の英語レベルに追いつき、解決するという安易な考え方にある」と言っていた。なぜなら、ひとりひとりの学びの特性が違い、のみこめる速さが違うからだ。「今の小学生は生きる力を失っているから、ほめる教育をして、厳しい教育はやらない方がいい」そうだ。

 私は初め、市川さんの考え方を間違えてとらえていた。今回の取材で市川さんは英語を教えることに反対なのではなく、今の英語の教え方に反対だということがわかった。 

『英語を子どもに教えるな』などの著書で知られる東京コミュニティースクール校長の市川力氏

 私自身アメリカで生まれ、英語は自然に話していたが、低学年で帰国したため、語彙が少なすぎて作文が苦手だ。だから、話すことだけではなく、書くことの重要性を分かってもらいたいと思う。簡単な英会話が話せるようになったら、そこからは、どれだけ多くの語句を知っているかで差がついていくのだ。日本の小学生がバランスよく英語を身につけていくことを願う。

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教育

このままでいいの?日本の英語教育

このままでいいの?日本の英語教育
2006/08/29                  川口 洋平( 16 )

 現在、日本の外国語教育制度が揺れ動いている。小学校からの英語教育導入が叫ばれている中で、日本の外国語教育はどのようにしていくべきなのか。日本の外国語教育の問題は何なのであろうか。英語を外国語として学んでいる国との比較はされているが、あえて、英語が母国語である英国の教育制度と比較した。

 ロンドンで小学校教師をしているポール・マーフィー氏(31)によると、英国の外国語教育は、主に仏、独、西語を11歳頃から学び始め、1週間に4~5回、文法、読解、会話の授業をしていくそうだ。北アイルランドの高校生によると、授業でのネイティブスピーカーの先生の割合も10%程度に留まり、多くが非常勤講師の先生だと言う。

 日本と同様に地域、学校等の条件により若干の違いはあるものの、多くの学校が、日本と同じような教育制度であるといえる。しかし、英国と日本の最も大きな違いは、外国語を学ぶ意識である。

 2002年のベネッセ教育総研による「高校生の学力変化と学習行動」の調査によると、全ての学力階層において、90%以上の高校生が「単語や英文法を覚えることは必要」と答えている。日本人は主に、世界の公用語とされている英語を学ばないと、国際会議等の場で通用しないのはもちろんのこと、海外旅行でも不自由という意識があるために全体的に英語学習の意欲が高いのではないだろうか。

 一方、英国の外国語に対する生徒の学習意欲に関してポール・マーフィー氏は「GCSE(General Certificate of Secondary Education)という英国の高校生の統一試験で、外国語を選択しない生徒はすぐに外国語を学ぶのをやめてしまう」という。

 ロンドンの高校生に「なぜ外国語を学ぶのか」とインタビューをしたところ、「スペイン語は発音がきれいだから勉強したい」「そもそも言語を学ぶより歴史を学んだほうが重要だと思う」という答えが返ってきた。日本人の学習意欲から比べると、とても低いといえる。

 世界での外国語教育の取り組みは様々だ。スウェーデンでは6歳から英語を学び、最初はゲームから入り、外国語学習への抵抗をなくし、授業では詩のスピーチコンテストをするなど、様々な授業を展開している。

 韓国では、一般の小学生は英語を3年生から学び、特に意識の高い人たちの間では、小学生から英語を習うための早期海外留学熱が高まっている。さらに、外国語を専門に学ぶ外国語高校があり、卒業時には、英語の他に2つ3つ外国語を話せる生徒もいるという。

 日本と同じ英語を母国語としていない国は、次々に教育を始める時期を変え、教育方法を変え、あの手この手で、外国語教育を推進している。 英語を母国語としている英国と、母国語でない日本では、明らかに学ぶ意識や目標としている水準に違いがあるにも関わらず、教育制度が一緒というのでは生徒の学習意欲に応えられない。

 日本ではどのような外国語教育を行うのが良いのだろうか。
 そもそも、文部科学省の高等学校学習指導要領では、外国語を学ぶ目的を「外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、情報や相手の意向などを理解したり自分の考えなどを表現したりする実践的コミュニケーション能力を養う。」と定めている。だが、「実践的コミュニケーション能力を養う」という目標は、まだまだ達成されていないと言えるだろう。

 ネイティブな発音からはほど遠い日本人の先生が教壇に立ち、文法を説明しながら板書をするという一般的な授業スタイルで、実践的コミュニケーション能力を養うことは不可能だ。目的を考えると、全ての教師がネイティブ・スピーカーで、授業中のコミュニケーションを全て英語で行ってもいいくらいだが、予算の関係で実現は難しい。

 単純に、小学校から英語教育を導入して、英語を学習する時期を早めれば良いという問題ではないだろう。本来の目的を達成することを考えれば、中学生と同じ内容ではなく、スウェーデンのように、スピーチコンテストを行ったりゲームなどをしながら、英語の面白さを体験し、英語でコミュニケーションをしたくなるような内容にすれば良いと思う。せっかく学習意欲がある生徒がいるなかで、いかに魅力的な授業をするかが重要である。

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いつから始めるの、外国語教育

いつから始めるの、外国語教育
2006/08/29                  三崎友衣奈( 14 )

 現在、日本では小学校から英語教育を必修化することに関して様々な意見が出ている。実は、これは英国でも同じことで、 2008 年から第一外国語を小学校でも教える方向にあることに対し、英国でもやはり疑問の声は高いようだ。

 第一外国語は小学校からやって本当に効果があるのだろうか。もしやるとしたらどのようにやっていけばいいのだろうか。チルドレンズ・エクスプレス日英記者交流の機会を使って英国のCE記者たちに話を聞いた。交流では 8 月 21 日~ 28 日の間に北アイルランド地方のベルファスト、ロンドンデリー、そしてロンドンの3箇所にあるCE局を訪問、インタビューも含めた交流を行った。

 まず、英国の外国語教育について聞いたところ、フランス語、スペイン語からの選択が主流で、北アイルランドではアイルランド語を選べる学校もあった。英国での外国語教育は 11 歳~ 14 歳までで、 15 歳からは、やるかやらないか自分で決められる。授業の内容としては、読み書きが中心で、聞いたり話したりするのは最後。それにより、ほとんどの生徒が簡単な日常会話程度で精一杯だそうだ。

 日英の外国語教育をくらべると、目立つのが意欲の違いである。今、世界の公用語は英語であり、特に日本では大企業や国際的な職業についきたい学生は英語の習得は必至である。それに対し、母国語が英語である英国の生徒は外国語の必須期間が終わるとやめてしまう。やはり英語が世界で通じると思うのだろう。

 この外国語習得の意欲の違いがある上で同じように読み書きなどの授業を受けているにも関わらず、結果的に日本人と英国人の外国語が使えるレベルは同じである。そんな授業内容では、いくら小学校から英語をやっても結果は同じであろう。では、どのように英語を習っていけばよいのだろうか。

 1998 年~ 1999 年まで英国で中学校のフランス語とスペイン語の教師だったポール・マーフィー氏は、「生徒は授業を面倒くさがるから、なるべく楽しくするようにゲームなどを授業の最初にとり入れている」と話す。

 彼は小学校からの外国語教育に反対だ。「外国語の先生の私が反対するのもおかしな話だけど、英語が完璧でない小学生が別の言葉を勉強するのはおかしい」。実践するなら本当に基本的なことを遊びながら、「外へ出て公園で地図を広げ、右、左、と覚えていくなど、経験が大切だ。これは英国で英語を習い始めるときに似ている。とにかく、黒板を見て、ずっと書いているようなことは無くすんだ」。マーフィー氏は現在は小学校の教師をしている。

 確かに、日本では中学校から英語を始めると机に向かって奮闘する人が多い。嫌々やっていたのでは上達するわけもない。時期を早めるより、中学校からでも、まず学ぶのが楽しいと感じさせることが肝心である。そのためには「英語は楽しい!」と思えるような授業が不可欠になってくる。日本ではまずそのような工夫こそ必要だろう。

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教育

あなたは英語でなにをしたい?

あなたは英語でなにをしたい?
2006/04/27                 寺尾 佳恵(17)

 日本人は英語ができない、とよくと言われる。これは、日本の英語教育に問題があるのだろうか。第一線で英語を使って仕事をしている2人の方に話を聞き、日本の英語教育について考えてみた。

文法中心は悪くない!

 中学校に入ってまず始めるのは文法の勉強である。「 S (主語)の次に V (動詞)が来て……」という具合だ。日本の英語の授業は文法が中心、と言われることから「文法ばかりやっているから英語ができないのだ」と考える人も多い。本当のところはどうなのか。

 『朝2時起きで、なんでもできる!』( サンマーク出版) など多くの本を出し、同時通訳者でもある枝廣淳子さんも、 『中年英語組?プリンストン大学のにわか教授』(集英社新書)などの著者であり、官民両方の世界でご活躍の岸本周平さんも、口をそろえて強調したことは 、「英文法をしっかり教えることは決して悪くない」だった。

 「英文法をしっかり学んでいるからこそ、イントネーションやスピード、雰囲気に慣れれば、英語の力がぐっと伸びる」と枝廣さんは言う。どうやら「英文法中心だから英語ができない」わけではないようだ。

英語は目的ではなく手段である

 では、なぜ英語がなかなかできるようにならないのだろうか。枝廣さんは「多くの人は英語でどう伝えるか、何を伝えるか、という目標を立てるのではなく、ただ英語ができるようになる、という目標を立てる、それが問題だ」と言う。岸本さんも「何のために英語を勉強するのか、という目標を明確にし、どの程度のことを英語を使ってやりたいのか、を決めることが大切」と語った。

 英語を目的化している代表例の一つに受験があるのではないだろうか。確かに基本は詰め込まないと覚える機会がないので、そういう意味では受験は良いものだと思う。しかし、だんだんとテストで良い点をとるため、受験に合格するため、という考え方で英語を勉強するようになる。これがまさに英語の目的化なのだろう。岸本さんは「文法も丸暗記ではなく、興味を持たせるように教えた方がいい」と言った。

小学生の時から始めなくてもいい

 今、小学校から英語を教え始めよう、という話が出ている。 小学生に英語を学ばせるかどうかについて検討してきた中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の外国語専門部会は 2006 年 3 月 27 日、5年生から週1時間程度を必修化する必要がある、との提言をまとめた。しかし、小学生の時から英語を教え始めてはその他の教科に当てられる時間が少なくなり「国語力」が低下するのではないかなどの意見も出されている。

 これに関して枝 廣 さんは「現在、語学教育の方法として2つの考え方がある。ひとつは赤ちゃんが日本語を覚えるくらいの段階に日本語と一緒に覚えさせる母国語方式で、もうひとつは母国語が完成したあとにそれと対照する形で勉強する方法である」と教えてくれたうえで、「乳幼児期にやるか、日本語がしっかりした中学生になってからやるか、そのどちらかがいいのではないか」と語った。同様に岸本さんも「音は幼稚園からでいいが小学生のうちは日本語に力を入れた方がいい」という意見であった。

英語を使って何をしたい?

 実際に苦手だった英語を「通訳者になる」という目標を持って勉強し、夢を実現した枝廣さんの「英語というのは手段のひとつであり、英語を使って何をするか、が大切」という言葉は印象的であった。英語ができるようになるために英語 

を勉強するのではなく、何か自分のしたいことがあるから、そのために英語を勉強する、というふうに英語に対するスタンスを変えていくことが、英語力をのばすカギだと実感した。

英語の先生には「英語って楽しい」と思わせる授業を行い、文法をしっかり教えつつ、生徒が「興味」を、そして「夢」を持てるような英語の授業を行ってほしい。

 今、私たちに必要なのは「英語ができるようになりたい」と思うことではなく「英語を使って○○をしたい」という「夢」や「目標」を持つことなのだ。

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