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「マック VS 他のF.Food」
2003/01/14
出席者=大嶋はなみ(16才)、三崎令日奈(15才)、那須香沙梨(14才)
司会=今井春衣(16才)
今や若者達の生活とは切っても切れない関係にあるファーストフード。その業界でこれまで圧倒的に首位を誇ってきたマクドナルドから、今、若者達が離れているという。そのことを肌で感じ取っている女子中高生のCE記者が、異変の要因について話し合った。彼女たちは、貴重なおこづかいの落とし先を、グローバルな視点から選んでいる。ファーストフードを通して地球規模の問題にせまった。
マックを使う理由、使わない理由
春 衣:皆さんはマクドナルドでよく食べる方ですか、それとも食べない方ですか?
はなみ:マクドナルドは非常に手軽で、価格としてもリーズナブルで、おなかの足しにちょうどいいので、よく食べます。
令日奈:家族で外食する時は、父親がマックがなんか不健康だと言って嫌いなので、まず行くことはありません。自分でも、安いのはいいんだけど、肉だからやっぱりちょっと不健康だと思うし、そろそろ味にも飽きてきたから、あんまり食べません。
かすり:マクドナルドについて調べたことがあって、その時は毎週のように食べていましたが、調べなくなってからはあまり行きません。うちの地域ではファーストキッチンとかは無くて、友だちとはほとんどモスバーガーに行って、マックはあまり使いません。
春 衣:モスバーガーを選ぶ理由はなんですか?
かすり:選ぶ理由…。なんでだろ。なんかあんまりマックには行きません。
春 衣:何か理由は無いんですか? 近いとか、おいしいとか。
かすり:わからない。なんかマックに行く感じにはならない。
春 衣:感じにはならない。さあ、それはなんででしょうか。今、マックはあまり体に良くないとか、でもその一方で、マックは手頃で、とてもリーズナブル、価格的にも貧乏な学生にはとてもいいという話が出ました。では、例えばマックじゃなかったら、どういうところに行きますか?
令日奈:学校の近くはファーストキッチンが多いので、よくファッキンに行きます。
春 衣:その理由は?
令日奈:ファーストフードって、いつもポテトとハンバーガー、それに、なんかジュースがついてくるのですが、そのセットをいつも食べていると飽きるんです。でもファッキンはまずポテトの味がいろいろあって、しかも何ヶ月かごとに新しい味が出たりするし、ハンバーガー以外にも、夏は期間限定で「何とか麺」みたいな麺類も出たりして、それがけっこうおいしいんで、飽きずに食べられます。あと、店内がきれい。
春 衣:マクドナルドに比べて?
令日奈:(渋谷の)センター街とかは別だけど、マクドナルドとかに比べて店内がきれいです。
春 衣:なるほど。おしゃれな感じなのかな?
令日奈:おしゃれというか、清潔感があるところです。
春 衣:なるほど。マクドナルドに比べてファーストキッチンの方が入りやすいってことですか?
令日奈:入りやすさは同じだけど…。あ、でもファッキンの欠点はやっぱり高いっていうことですね。お金って他のことにも使う年頃なんで、だから、値段の点ではマックの方が入りやすいし、いいかなと思う。
春 衣:値段はマクドナルドの方が安いのに、みんなファーストキッチンとかモスバーガーとかに入ってますよね。さっき値段見たら、モスバーガーも、前はもっと高かったけど、290円する。でも、マクドナルドのハンバーガーだと、59円、チーズバーガー79円。
それでもみんなは、値段が高い方を選ぶわけでしょ。その理由として、お店の清潔感っていうのが出ましたが、あと、他に理由としてはどんなものが挙げられる?
令日奈:マクドナルドって小さい時からあるから、この年になるとだんだん飽きてくる。だから、ハンバーガーだけじゃなくて、ホットドックにいろんなソースかけられたりとかする方がよくなる。
春 衣:どうですか、マクドナルドを食べる側としては。
はなみ:私は池袋に住んでいるんですが、まず、私の通る道にはファーストキッチンが無いんですね、存在しないんです。マクドナルドは一つの駅に4つも5つもどんどんどんとあるので、一つのお店が混んでいて、もう一つのところにまわっても、そんなに時間がかからない。すぐ行けるという便利さがあるので、利用します。
春 衣:なるほど。マクドナルドは店舗が多くてどこに行ってもあるし、値段も格安だから便利というのが、他社よりも大きなメリットになっているというか、お客さんがいっぱい入る理由の一つになっているのかもしれません。
ファーストフードは健康的じゃない!?
春 衣:皆さんが食べるハンバーガーですが、お肉が入ってます。今、ファーストフードっていうのは、あんまり体に良くないとかって言われているけれども、油っぽいとか、そういうのを気にしますか? もっと野菜やサラダが入ったりた方がいいとか、そういうメニューのことで何か感じたことありますか。
はなみ:実際にはよく食べてしまうんですが、やはりポテトとかはもすごく油っぽくて健康に悪いなという感じは非常にします。
令日奈:やっぱり油っぽいのは健康に良くないんで、気になります。マクドナルドのホームページにはポテトは副菜にもなりますって書いてあるけど、なんかそう言われてもあんまり食べる気にはならないです。
はなみ:ポテトって炭水化物じゃないの?
令日奈:しゃべる時にポテトがあると、なんかついつい食べちゃうから買うだけで、油は気になります。ハンバーガーもそうだけど、いいもの食べたなーという満腹感みたいなのはあまりありません。
かすり:油とか自分ではあまり気しません。
春 衣:私は何となく自然食っぽいイメージがあるので、モスバーガーが好きなんです。それでマクドナルドとモスバーガーのホームページを見てみました。私が見たところによると、一応マクドナルドのビーフは、オーストラリアのマクドナルドがお願いしている農家からちゃんと選んでいるって書いてあるのね。でも、モスバーガーのホームページには、同じオーストラリアなんだけど、「私たちモスバーガーではオーストラリア南部の、ここの、こういうところで取れた牛を使っています。で、ここの農家の人はこうこう、こういうふうに言ってます」っていうすごく具体的なことが書かれてた。それ、すごく安心感があるよね。狂牛病の問題もあるし、どうやって食べ物が運ばれてくるかっていうのは私たちが見えない部分のことだから、そういうことがすごく明確に書かれていると、消費者の私たちにとってはとても安心なわけですね。そういう点も、私はマクドナルドが今すごく赤字を出しているっていう理由に繋がるのではないかなと思ったんですけど、他に何かありますかね。例えば、外食する時に必ず野菜を取るとか、バランスを取るように気をつけるとかありますか? 私の友だちなんかはファーストフード店やディズニーランドとかに行っても、絶対いっしょにサラダを食べるのね。
はなみ:できるだけ野菜は食べたいとは思って、家にいる時はよく食べてるんですけど、やっぱりファーストフードとかだと、サラダをつけると経済的に苦しいので食べません。
春 衣:ああ、そうだよね、高いもんね。
令日奈:お昼を自分で買うときには、時間が無い時はそのままコンビニで買うんですけど、時間がある時は自分の使う駅に添加物を使わない総菜屋さんみたいなところがあるので、そういうところで買ったりします。家ではサラダをよく食べます。
春 衣:食べるようにしているってこと?
令日奈:はい。
かすり:家では野菜を食べないとおこられちゃうんですけど、外ではあまり考えていません。
はなみ:あと、付け足しですが、ファーストフードのサラダっていうのは、一回野菜を漂白してると聞いたことがあるから、なんか体に悪そうと思って食べないという面もあります。
春 衣:マジで〜!?
マックの戦略、ここが失敗
かすり:私は以前マクドナルドについて調べたことがあって、その時に感じたことを皆さんに知ってもらって、そのことについてちょっと考えてほしいんですけど、いいですか? 現状については全然分からないんですけど。マクドナルドはグローバル・パーティシングとイースター・プロセッサーっていう機械のソフトによって安さの追求に成功したんです。
春 衣:それはハンバーガーを作る工程で?
かすり:作る工程というか、安さの追求。どこから輸入するとか、そういうものなんですけど。グローバル・パーティシングっていうのは世界中の一番有利な輸入先を瞬時に分かるようにするコンピューターソフトです。安くて、安全で、関税とか輸送コストとか為替とか保険について一番有利な方法、有利な輸入先を瞬時に分かるようにするコンピューターソフトなんですね。イースター・プロセッサーっていうのは、日本中のマクドナルドで何がどれだけ少なくなっていて、どれだけ輸入すればいいのかっていうのが、瞬時に分かるコンピューターソフトなんです。で、この二つで、何がどれだけ足りなくて、どれだけ必要で、輸入先はどこが一番いいかっていうのが分かるようになったんです。マクドナルドの力の原点っていうのはこれで、世界の経済格差を利用してることが一番大きいと思うんです。為替の低いとこから材料を輸入することによって、低価格におさえることができることが、マクドナルドのすごい力の原点だと思うんです。次いで、マックとは違う考え方のハンバーガーチェーンとして、モスバーガーを調べました。モスは地元を大切にして、地域の農家から材料を購入することによって、人、地元とのつながりを大切にしていることが分かりました。店舗の拡げ方なんかもマックとは違って、路地裏商法(?)とかいうやり方をしているんです。マクドナルドは人がいっぱいいるところから始めて、すごいいっぱい拡げていったんですけど、モスバーガーは路地裏商法とかいうのを使っている。マクドナルドは安さを追求したんですけど、モスはおいしさを追求して、地元に根ざすことを大切にした、というのが調べてみてわかったことなんです。
春 衣:はい。どう言えばいいのかな。たぶん、これは根本的な、経営的な違いの問題だよね。モスバーガーの戦略っていうのは、たぶんすごく日本的なものであるし、マクドナルドの戦略っていうのはたぶん、アメリカから持ってきたもので、それを元に日本でやってるものだと思うんです。私としては、マックのやり方はたぶん大量生産・大量消費っていう、アメリカ経済のものすごく根本的なものなのかしらと思うんだけど。私は、今はそういう時代じゃなくて、ちょっと値段高くてもいいからやっぱりおいしいものを買おうみたいな傾向があると思う。だからマクドナルドはどんなに値段を下げても赤字になっちゃうし、かといって、日本の今の経済状況のなかで、モスもやっぱり内容が良くても値段を下げずにはどうしようもなくなったっていう状況があるのだと思う。安けりゃいいっていうわけでもないけど、でも高すぎるとお客さんは買わないという、今の日本の経済状況がすごく浮き彫りになってるんじゃないかなと私は思いました。
令日奈:マクドナルドは日本ですごい店舗を増やして、マックを知らない人はいないくらいになったし、ファーストフードの一番みたいな感じになってるけど、逆に私はそれが今赤字になってる原因というか、欠点だったんじゃないかなと思っています。高校生までは値段で選ぶとしても、それ以上になると逆に値段よりも健康優先というような感じになって、結局、大人はマックに行かないで他のおいしいところ選んでいると思います。それに、マックって言ったら、安くて気軽で、「女子高生と家族連れ」みたいなイメージをつけちゃうと、静かに食事をしたい人は、行かない。すんごい大衆的なイメージを作っちゃったのが良くなかったのかなと思います。女子高生とかは、もしお金がある時には、みんなが食べてる低価格のものよりも、ちょっと背伸びしたようなところが好きな子もやっぱりいるし。
春 衣:普通そうじゃない? ちょっと背伸びして、よそで、たとえばスターバックスで食べたいとかって思わない?
令日奈:そう、もしお金があったらそっちの方に行きたいと思う。マックって言ったら、店内うるさいかなとか、学生いっぱいいるかなとか思います。それに、気軽に入れるのがマックの一つのいいところだったけど、逆にそうしちゃったのがダメだったのかなと思います。スタバとかだと、入ったら何にも食べないわけにはいかないような店の造りになってるけど、マックはそうじゃない。友達がメールで言ってたけど、マックは店に入って、どっかで水もらって、そのまんま何にも食べないで、何にも注文しないで何時間も過ごせちゃったりする。やっぱそういう人がいるところに行って、わざわざ買って、静かに食べようとは思わない。
春 衣:どうですか?マクドナルドで普通に食べる人は。
はなみ:私は食べるには食べるんですが、やっぱり店内は非常にうるさいんですよ。お店の規模としても、マクドナルドっていうのはけっこう座席がいっぱいあるけど、モスバーガーはもうちょっとこぢんまりした感じっていうイメージがありますね。なので、私は実際にはあんまりマックの店の中で食べることはないんです。やっぱり、マクドナルドの店内で食べるのは低年齢層の、けっこうベラベラおしゃべりしたい人になって、静かにゆっくり落ち着いて食べたい人っていうのは、もうちょっと高いお店に流れる。喫茶店などの食品業界って、場所代も含まれているわけだから、こういう二極分化が進んだのかなと思います。
ファーストフードからスローフードへ
春 衣:かすりちゃんの話の中に、マクドナルドがやってる低コストにするための方法の一つに、発展途上国から安く買い上げるっていうのがあったけど、それってすごく今問題視されてて、そういうことを先進国がしてるから、発展途上国がなかなか豊かになれない現状があると言われています。フェアトレードっていうのがありますが、それはそういう先進国からの圧力をかけないで、先進国と同等に発展途上国も貿易をしましょう、というものですが、たぶんスターバックスがやってることは、そういうことだと思う。どこだか詳しいことは分からないけど、ブラジルとか発展途上国からコーヒー豆を買う時に、例えばアメリカだったらアメリカで買うのと同じ値段で、ブラジルからも買いましょうっていうことをしてると思うのね。たぶんそういうことをしてない会社は、これからどんどんダメになっていくと思うの。フェアトレードっていうことが、会社の看板にかけられるぐらいになってるわけでしょ、今。それと逆のことをしてるっていうのは、会社のモラルっていうのもあるし、人が見る時の感覚とかでもマイナスになるんじゃないかなと思う。かすりちゃんの意見はどうなのかな。
かすり:。私がマクドナルドを調べてた時は、マクドナルドはすごい繁栄してた時で、今みたいに低迷するとは思ってなかったんですね。いつかそうなるとは思ってたけど、どういう形でくるかというか、どうしてこういうふうになるのかっていうのは分かってなかったんです。でも、マクドナルドが利用している経済格差っていうのは、本当はあってはならないことだし、長い目で見れば持続可能なことではないことだと思います。モスフードの地元を大切にするやり方は持続が可能なのではないかなと思いました。
春 衣:春衣です。思ったんだけどさ、マクドナルドってものすごくゴミ出るよね。で、ファーストフード全体がそう…。
かすり:時間ごとにハンバーガー捨ててる。
はなみ:姉が某会社でアルバイトをしておりまして、ポテトは7分で捨てるというようなことを聞いたような気が…。
春 衣:えー、そうなの? うちら、7分たっても…。
はなみ:それですが、モスバーガーは注文してから作るから、無駄がない…。マクドナルドのやり方は、結局もともとの値段が安いから、時間短縮のために捨てることを構わないでやるっていうのだと思う。
春 衣:一方で、世の中には全然食べられない人たちがいるわけじゃない。どう思う?
はなみ:そうですね、なんかひどいですね、としか言いようがないんですけど。マクドナルドは買いたたくから、結局は商品の質が下がるからこそ、値段もどんどん低くできるのかなと思ったんですよ。
春 衣:そう思っちゃうよね、だからみんな嫌なんじゃない? 59円とかいっても、逆に59円まで下げたら、今度はもう上げられなくない? 59円のものだったら、なんで今100円で売ってんの?ってことになるよね。
はなみ:平日半額の時に、私はもう土日には絶対買わないと、心に決めました。つまり、戦法を誤ったかな、というのが本音ですね。
令日奈:速さと安さっていうのをマックは重要視してるけど、今の時代、何でもそうだから、そういうのに疲れてる人が、それとうるさいのにももううんざりしてる人が、必ずいるはずだと思う。マックがそれをやり始めた時はそんな高スピードでできることが無かったから、みんなすごいと思って買ったりしたけど、それが当たり前になった今は、もうみんなおいしい物指向だし、長い目で見ると続かない戦法だったと思います。
かすり:マクドナルドは、1970年代にできて、その時はまだそういうファーストフードとか無かったんです。女性が家にいるのが当たり前のような時代だったので、マクドナルドは女性の社会進出などにも一役貢献してたりするんですね。だからマクドナルドも必要とされてなかったわけではなくて…。
春 衣:なるほど、その時はきっとね。だから方法を変える必要があるんだよね、今。
かすり:マクドナルドというよりは、ファーストフードが。
春 衣:うん、そうだね。マクドナルドもたしかに必要とされてた時代があったからこそ、これだけ伸びてきたというのがあるけど、でもやっぱり今そういう時代じゃないってことはもう明らかなわけだよね。アメリカでも今100%マクドナルド方式に進んでるわけではないみたいで、私の知ってる人たちに聞くと、日本食がヘルシーだからとすごくブームだったり、マクドナルドは太るし体にも良くないし、アメリカ人の典型体質の原因になるっていうことが思われてるみたいです。日本でも、10代の私たちの世代でも、健康ブームというか大量生産・大量消費っていうのははやっていないということが、今回のラウンドテーブルで分かったんじゃないかなと思います。さっき令日奈ちゃんが言ってたこと、時間がかかっても質のいい、おいしいもの、いいものを自分の体の中に入れようっていうことが、スローフードっていって、今はやってきているんだと思います。
新しいマクドナルドの時代を目指せ
春 衣:では今回のディスカッションの感想を言ってください。
はなみ:かすりちゃんが海外の農家との取引のこととかを説明してくれたんですけど、やっぱり日本っていうのはそういう驕っている部分があるんだなと思いました。それから、自分たちにいかに利益があるかっていうことより、食の大切さっていうのがちょっと分かったような気がします。なんか難しいテーマですけど。ファーストフードとしては、世代によってもだいぶ違うとは思っていたんですけど、こんなにまわりの人がマクドナルドから消え去っているとは思いませんでした。
令日奈:フェアトレードのこととか、かすりちゃんが調べてきたこととか、あと漂白剤のこととか、知らなかったことをいっぱい知れてよかったです。あと、さっき春衣ちゃんが言ってたアメリカで日本食がブームっていうことですが、向こうだと裕福な人ほどそうやって健康に気をつかうっていうようになっていて、最後に残るのは、最後にマック側に行くのは、やっぱりいわゆる低所得層というか、そういう人になると思います。それとマックは70年代にできた時とか、今までにも、ニーズに合ってていいところもあったと思うし、それにハンバーガーっていうのは今不健康って言われてるけど、嫌いな人っていないじゃないですか。だからみんなが好きで、手軽に食べられてっていう利点があって、それもまた一つの文化だと思うから、そういういいところを、もっと伸ばすというか、今の時代に合わせて、方向転換みたいなのをすれば、またマクドナルドの時代が来るかなと思いました。
春 衣:確かにそうだよね。アメリカはやっぱり階層があるわけじゃん。お金持ちの人はすごくお金持ちだけど、貧しい人はすごく貧しい。その貧しい人にマクドナルドは支えられてるかもしれないよね。日本はどっちかっていうと、みんな同じくらいじゃない?すっごくお金持ちもいなければ、すっごくド貧乏もいないみたいな。だから、ヘルシー指向になると、みんながヘルシー指向になっちゃうから、マクドナルドみたいなのがどんどんだめになっちゃうっていうのもあるかもしれない。
令日奈:でも、日本食に手が伸びない人がマクドナルド、みたいなイメージは、やっぱりマクドナルドにはマイナスで、やっぱイメージを変えることはマックにとって必須なんじゃないかなと思います。
かすり:みんなが長い目で持続可能なことを続けていけば、経済格差とかも無くなるんじゃないかと思いました。
春 衣:これで終わりたいと思います。
※この記事に関して日本マクドナルド社より誠意ある回答をいただいています。尚、以下の2点について同社よりご指摘がありました。
Q.グローバルパーチャシング(Global purchasing)とは。
A.マクドナルドの世界的規模での共同購入のことをいいます。
マクドナルドは製品の品質が厳密に管理されているので、世界中のマクドナルドが共同して原材料を仕入れることができます。大量に購入することで品質の高い原材料を安定的、かつ経済的に調達することができます。
Q.インストアプロセッサー(In store processor ISP)とは。
A.店舗の売上の集計や労務管理、資材の発注などオンラインで管理する装置をいいます。
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