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日本国の子どもたちができること   2005/5/19  三崎 令雄(13歳)

5月1日、東京・両国の国技館で日本ユニセフ協会創立50周年記念イベント「子どもの祭典」が開催され、皇太子殿下をはじめとする各界の著名人も参加し、メインのシンポジウムでは内容の深い討論が行われた。

  世界の子ども人口22億人のうち10億人の子どもたちが今も戦争、貧困で苦しんでいる。毎年1100万人の子どもが死んでいる。1500万人がHIVに感染している。4億人は安全な水にアクセスできない。こんなにたくさんの子どもが苦しみ、悲しみ、死んでいってることを知って、とても驚いた。世界全体で見ると、日本は数少ない裕福な国の一つであることがわかる。

  日常の会話でよくこんな言葉を聞く。「うちは貧乏なんだ」。そんなことをいってもどんな日だってご飯は食べられる。水には困らない。電気にも困らない。子どもは仕事をせずに学校に通っている。そんな生活を送っている僕たち日本人に本当に貧乏な人たちの気持ちがわかるだろうか。その日病気で生きのびられるかわからない不安や苦しみ、その日食べられるかどうかもわからないひもじさ。それがわからない僕たちに何ができるのだろうか。

  前ユニセフ事務局長のキャロル・ベラミー氏にインタビューをした。「日本の子どもたちが募金以外に何ができますか」という質問に、ベラミー氏はただちに「日本の子どもたちだけでなく、世界の子どもたちにも情報を得てほしいと」答えた。その理由は、それによってその国の政治家たちに働きかけることができるというものだった。確かに一人一人の子どもの力は小さいけれど、たくさん集まれば国をも動かせることができるのだ。

  「人」という漢字は支えあっている様子を表しているのだから、人と人が殺しあう戦争なんてあってはならないものであり、国や民族に関係なくお互いに支えあっていける世の中を目指すべきではないだろうか。

子どもにだって出来るんだ!      2005/5/19 島田 菫(12歳)

 スマトラ沖地震を覚えていますか? 一度に大勢の人が亡くなってしまったあの地震を…。その時にたくさんの子供たちが親を無くしてしまいました。その時に救いの手を差し伸べたのがユニセフです。
 
  日本とユニセフがかかわり始めたのはは約50年前のことです。戦後食糧がなかった時、ユニセフが支給してくれた脱脂粉乳の味を覚えている人も少なくないでしょう。
 
  5月1日、東京の国技館で日本ユニセフ創立50周年行事の「ユニセフ子どもの祭典」がありました。この祭典では、ユニセフの歴史を振り返る映像の展示、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんらのパネルディスカッション、子どもたちによる歌や踊りなどがありました。
 
  1955年、ユニセフ日本支部ができた頃、まだ日本は援助をされていた立場でした。援助するようになったのは1980年ごろからです。最初は学校募金といって学校で募金をしていましたが、その後、どんな人でもできる一般募金が始まりました。
 
  でも募金するのは大人だけと思っていませんか? 子供には何も出来ないと思っていませんか? ユニセフに協力するには募金をするしかないと思っていませんか?

  そんなことはありません。日本ユニセフ協会の東郷良尚専務理事はこう語りました。「ユニセフへの協力は募金だけではありません。ユニセフのホームページをのぞくのも良し。シンポジウムに参加するも良しです。1番大切なのは知ったことを皆に伝えることです」と。
それは大人でなくても出来るのです。子どもでも出来ることなのです。たくさんの人にこのことを伝えて世界中の子どもを救ってください。