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六本木ヒルズ「六本木アカデミーヒルズ」見学


曽木 颯太朗(12歳)

六本木アカデミーヒルズは、小説の『80日間世界一周』に出てくる紳士クラブにそっくりだった(もちろん40階からからのながめなどはかかれていないが。)。図書室や仮眠室などどれもこれもそっくりだった。僕はとても素敵だと思った。
 後で調べてみるとアカデミーヒルズの会員には年に安くて7万円,高くて70万円払えばなれるらしい。また,図書室には専門的な本は置いておらず,本は貸し出すのではなく売っているのだという。そうだとすると,僕は素敵だとは思うが,もし今会員になることが出来ても会員になろうとは思わない。なぜなら,年に70万円も払うなら,専門的な本も読め,貸し出しも出来る図書館の近くに家を建てた方がずっと良いと思うからである。それでもアカデミーヒルズの会員になりたいという人は,たぶんあのモダンな書斎みたいな感じが気に入ったのだろう。
大人の人,特に男の人は書斎を持つのにあこがれている人が多い。その中でただ書斎の雰囲気を味わいたいという人たちがアカデミーヒルズの会員になりたいのだろうか。それはもう価値観のちがいなのだろう。でも少し物足りない気もする。
 アカデミーヒルズにはあまり人と話すような空間がない。僕がもしあそこの設計を任されたとしたら,ヨーロッパのサロンのような,人と話せるような空間を広く作りたい。そしてここでいろいろな人と友達になりたい。でも,やはり大人には今のままがいいのだろうか。 

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