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東近江市民は市町村合併による違いにほとんど気づいていない
2005/02/15 ジェラルド・ピーターソン(17歳)  プライス・ハドレイ(15歳)
 

マーケット市の姉妹都市友好親善使節団の今年の東近江市への訪問に対して、人々は「親善使節団が今まで行っていた 八日市市 に何が起きたんだろう。マーケットは新しい姉妹都市かなにかを選んだのだろうか」と思ったかもしれない。

 親善使節団は過去 25 年間、隔年に訪問していた同じところを訪れたのだが、その町はずっと大きくなって新しい名称になっていた。

 八日市市 は 2005 年 2 月に、近隣の 愛東町 、 永源寺町 、五箇所町、 湖東町 と合併して東近江市になった。八日市は人口 4 万 5 千人だったが、合併して約 8 万人の都市になった。

 この合併は、これらの町の厳しい財政状況を助けるために行われた。日本では、昔から地方自治体の歳入の 70 %は国からきており、残りは地元から得ていた。しかし、近年日本の景気は減退し、政府はこれまでのような財政支援ができなくなった。市町村合併をすることで各地域のサービスを統合して地域のコストを削減するのだ。

 東近江市の企画部長の山口たかし氏は、市民が合併で直面している問題の一つは、合併した地域間で定着していた競争を続けることだと言った。この競争の大半は地域のスポーツ団体の対抗によるものだ。東近江市の市民は、この都市をもっと強くし、さらに一つにまとまるように努力しなければならないと語った。

 東近江市にある滋賀学園高等学校の若者たちは、競争には関心はなかった。いくつかの住所変更以外は自分たちには影響を及ぼさないので、この合併をすんなりと受け入れられたと彼らは説明した。